「石井まさみ/戦国武将列伝 北条早雲」
・出版社 けいせい出版・全1巻(A5版)
・出版年 1987年
・入手度 普通~やや難
・ジャンル 戦国時代
・おすすめ度 ★☆ けいせい出版戦国武将列伝シリーズ。
新九郎は五十九歳で出家し、早雲伊勢宗瑞と名を改め、天下を狙った。相模国に進撃したのは、八十一歳の時。歯も抜けず、足腰も弱ることなく、三年掛けて三浦一族を滅ぼした。関東制覇を呼号し、志半ばに倒れた、享年八十八歳の人生が描かれる。
本作は戦国武将を描いたシリーズなのですが、かなりアダルトな展開を含んでおります。絵のタッチも荒々しくちょっと癖のある作品。
主役は勿論・伊勢新九朗長氏で、北条性は次の嫡男の氏綱の時代から使われたそうです。本作では超遅咲きの伊勢新九朗が描かれます。
早雲伊勢宗瑞と名を改める。
堀越公方を倒し韮山城を手に入れる。この時五十九歳。
小田原城を奪い取る。この時六十二歳。
相模の三浦氏を攻め滅ぼす。なんと八十四歳。
当時としては異例の長寿。そして遅咲きの戦国武将の姿が描かれます。
このけいせい出版戦国武将列伝シリーズは全8巻で、本作以外には織田信長、伊達政宗、斉藤道三、武田信玄、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康があるのですが、いずれも入手困難です。