「土山しげる/怒りのグルメ」
・出版社 コアマガジン・全1巻(コンビニコミック)
・出版年 2015年
・入手度 普通
・ジャンル グルメ ギャグ
・おすすめ度 ★★ 読み手を選ぶ作品。
食をバカにする奴らをブッ潰せ!食を冒涜するヤツは許されねえ!腕組みラーメン屋、知ったかぶりグルメ芸能人、あいさつしない飲食店員、高すぎ有名スシ屋・・・
なんとも評価しづらい作品で、土山ファン以外におススメしていいのだろうか?と思う作品。
主人公・細井守 中年サラリーマン
昼食を牛丼屋で食べるが、あまりの不味さに・・・
怒りのボルテージで噴飯男に変身し、お仕置きする。
毎話こんな感じのお話で、これはあるなあと共感できるお話と、そこまでの事なのかな?と思う話があるのですが、純粋に漫画のお話として読めば面白い作品。
つけ麺屋では偽のWスープに怒り、Wスープレックスでお仕置き、ダジャレなのか・・・
食の怨みをはらすべくお仕置きするというのは漫画としては面白いけど、ギャグとして理解できない人にはただのクレーマー&暴行犯でしかなく、このあたりをどうとらえるかで作品の評価が別れそうな気がします。
毎話毎話食材が違うだけのワンパターンな展開と、くだらないと思いつつも読んでしまう所が土山作品の凄いところだなあと自分は思うのですが、普通の人にはどうでもいい作品かな。
特別読み切りの「お譲飯」を併録しております。
表紙に久住昌之絶賛「あの土山先生がマジで怒った(笑)針振り切ってるグルメ漫画!」とあるのですが、針を振り切っているというよりは、針の位置が定まらないぶっ飛んだ漫画です。
連載はすでに終了しているのですが、本作には全話収録されておらずな状態です。このあと2巻が出るとは思えずなので、最後まで収録して欲しかったなあ。
つい最近の発売なのに入手が難しいので気になる人は今のうちにどうぞ。