「三田紀房/BOYS OF SUMMER」
・出版社 講談社・全1巻
・出版年 1992年
・入手度 やや難
・ジャンル 野球 スポーツ ドラマ
・おすすめ度 ★★ 高校野球短編集。
高校球児。彼らは野球選手であると同時に、青春真っ盛りの高校生でもある。 そんな当たり前のことを思い出させてくれる、高校球児10人にスポットを当てたオムニバス。
高校野球を描いた短編集で、十人の球児が主人公の作品。試合が描かれる話もあるが、練習や日常生活をベースにしたお話も多く内容は多岐に渡っております。
「プラカードガール」、「アンダーシャツ」、「狙い打ち」、「ダブルキャッチ」、「エースの秋」、「主将の憂鬱」、「雪舞う日々」、「ブルペン」、「捕手の夢」、「ウェイティングサークル」を収録。
「プラカードガール」 プラカードガールは中学時代の同級生だった・・・
「エースの秋」 あんまり色あせてしまわないうちに・・・夏をひきずって行くのはきょうで終わりにしよう・・・最高の夏だったんだから。好きな作品。
「雪舞う日々」 関東から来た球児が東北の高校で雪に翻弄され奮闘する作品。
「捕手の夢」 データ野球の捕手が、データだけではない野球に目覚めていく作品。
絵は今の三田紀房のノリとは違いますが、お話や言葉は三田節が炸裂しております。この作品も入手が難しいのが難点ですが、三田紀房の野球漫画が好きな人におススメです。