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谷口ジロー・久住昌之/散歩もの

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「谷口ジロー・久住昌之/散歩もの

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・出版社 フリースタイル・全1巻(A5版) 扶桑社・全1巻(文庫版)
・出版年 2006年
・入手度 容易~普通
・ジャンル 紀行
・おすすめ度 ★★☆ 舞台は都内。

文具メーカー勤務のサラリーマン・上野原が、勤務中や休日に歩いた都内の風景の数々。北品川、目白、吉祥寺、井の頭公園・・・ふと目にとまった出来事を淡々と描くことが、ここまで上質な人間ドラマを生み出した。「孤独のグルメ」の黄金コンビが贈る、極上のエッセイ風コミック。

「孤独のグルメ」のコンビによる作品という事で、以前から気になっておりました。掲載誌が「通販生活」だったそうで、男性向けだけでなく女性が見ても違和感がない作品。

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散歩に行くではなく結果的に散歩になったお話で、気になる街をぶらぶら歩く姿が多く、独り言のように語り多弁な主人公。

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ふらりと入ったお店で昔読んだ絵本を想いだす。

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深夜、歩いて家に帰るのは散歩ではないと思うが、家の明かりや眠りについて語る主人公。このお話が一番面白かったかもで、深夜徘徊ではありますが、眠った街を歩くと色々と思う事はあるんじゃないかと思います。

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ハーモニカ横丁。

本編は80ページ超なので、あっという間に読み終わってしまいますが、時間を置いてまた読みたくなる作品だと思います。読むならばA5版がおススメで、谷口ジローの緻密な絵はやはり文庫版では厳しいかなと思うばかりでした。

この作品はいずれ取り上げ直したいなと思う作品でした。機会があれば再レビューしたいなと思っております。


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