「横山光輝・山岡荘八/前田利家と天下人」
・出版社 講談社・全1巻(文庫版)
・出版年 2001年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代
・おすすめ度 ★☆ 再構成された継接ぎ作品。
幼名・犬千代は信長に仕え、派手好みで、槍の又左の異名をとった武将。盟友・秀吉との出会い、信長の小姓時代、桶狭間の戦い、賤ヶ岳の戦いが描かれ、その後秀吉の五大老の1人となり、大坂城にて秀頼の後見にあたるが、慶長4年、大往生する。
そもそも書く作品で脇役として登場していた利家を主人公にするといってもコマがそうではないので、なんとも間の抜けた作品になっております。
逐電する利家。それを支援した秀吉。
賤ヶ岳の戦いで秀吉と戦う事をせずに撤退し、城を明け渡す利家。
利家死までが描かれます。
この作品、2002年のNHKの大河ドラマの前に出版されており、それに便乗するために作成したようで、やっつけ仕事&出来が良くない作品です。
横山作品にハズレなしと思っていたのですがこれはないなあと思う出来の物。