「暁かおり・田渕久美子/江 姫たちの戦国」
・出版社 講談社・全5巻
・出版年 2010年~2012年
・入手度 容易
・ジャンル 歴史
・おすすめ度 ★★ 女性向けだが歴史好きな人にはおススメ。
父・長政の顔を知らずに育った浅井三姉妹の三女・江は、伯父の信長が父を殺害したことを知る。しかし、憎むべき信長の魅力にひかれる江。
信長が本能寺の変に倒れた後、母・市は娘たちを遺して義父の柴田勝家と共に自刃。茶々、初、江の三姉妹は秀吉に託され、三人三様の波乱の人生が始まる!
NHK大河ドラマを漫画化。絵はそのまんま少女漫画なので、女性が美女なのはともかく武将が細めのハンサムが多いのはご愛嬌。
幼少期は信長に心惹かれる江が描かれます。この信長もですが武将が一部を除いて全て美少年、美青年化されております。
佐治一成との結婚するが、秀吉によって離縁させられる。
二度目の結婚は豊臣秀勝。秀勝は戦没してしまい江は未亡人に。
三度目の結婚は徳川秀忠。三代目将軍・家光の母となる江。
二度の落城経験、三度の結婚と波乱万丈の人生が描かれます。歴史的に見れば浅井の血と織田の血を残した江の存在は非常に大きかったと思います。
個人的には自分の読んだ漫画の中では悪女のように描かれる江ばかりだったので、違和感があったが、歴史好きな人には楽しめる一作だと思います。歴史漫画の中では脇役として出てくる浅井三姉妹ですが、もう少し知りたいと思う人におススメです。