「かきざき和美/超実録関ヶ原」
・出版社 学習研究社・全1巻(A5版)
・出版年 2002年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代
・おすすめ度 ★☆ 文字通り関ヶ原の戦いが描かれた作品。
「天下分け目の決戦」関ヶ原。戦闘開始から決着までの約8時間を詳細かつリアルに再現。三成は、小早川の裏切りを察知していた! 合戦の行方と石田三成、徳川家康、両雄の思惑・心理的変化を克明に描写する。
関ヶ原での決戦に至るまでの陣どりも描かれます。石田、徳川共に有利な位置を占めるべく思案を巡らせます。
手柄となる一番槍は松平忠吉(家康四男)勢の抜け駆け。
小早川秀秋の心理描写が描かれます。家康に鉄砲を撃ちかけられて裏切りを決意。吉川広家の毛利勢が静観を決め込む姿も描かれ、結果として東軍が勝利する。
落ちる事を決意する石田三成だが・・・
関ヶ原の戦いを心理描写を含めリアルに描いた作品で、小早川秀秋の裏切りへの心理描写、島津の関ヶ原の退き口などは良いと思うのですが・・・
その他の伏線(若き日の宮本武蔵)やプロローグ、エピローグでのメッケル少佐(明治時代)の登場まであり、主内容の関ヶ原の戦いがぼやけてしまっているように感じます。