原題・「Space Cowboys」・2000年・アメリカ
監督・クリント・イーストウッド
●あらすじ
引退しているフランクの元にNASAから緊急要請が入る。故障した旧式の通信衛星の修理方法を教えてくれというのだ・・・
40年前、優秀なテスト・パイロットチーム・チーム・ダイダロスのメンバーだったフランクは、アメリカ初の宇宙飛行士として宇宙へ飛び立つはずだった。
だが土壇場になってNASAに、その夢を断念させられたのだ。40年前の屈辱を晴らすべく、自ら宇宙へ行くことを条件に仕事を引き受けるフランク。
かつてのメンバーも一緒に行けるように働きかけ、こうして伝説のチームは再結成されるが・・・
●感想・・・観たのは5度目ぐらい
久々観ても面白いで、宇宙物映画の中では一番好きな映画。
本作は往年のスター扮する爺さん達が、若き頃に失った宇宙行気の夢を叶えるという、夢をもう一度的なハートフルなドラマと訓練が前半に描かれます
後半(終盤)は、夢の宇宙へ・・・そして通信衛星の正体が暴かれ地球の危機を救う4人の爺さん達の活躍が描かれます。
バイザーに移り込んだ地球など、細かな部分まで作り込まれております。
今は亡きスペースシャトル・・・この頃はまさかスペースシャトルが退役すると思っておらずでした。
宇宙空間での描写は、この当時最高の出来でした。
この分野の技術革新は目覚ましく今見ると古臭くはありますが、それを補ってあまりあるのが、役者の演技で、名優4人の演技に痺れます。
本作以前の90年代末期の「アルマゲドン」、「ディープ・インパクト」も好きなのですが、この2作は宇宙映画というよりはSF要素の強いディザスター映画。
SF要素の強い宇宙映画の中で、ちょっと異色の存在だったのが本作でした。
●出演陣
実は年齢差が大きい4人
年齢順だと(ジェームズ、クリント、ドナルド、トミー)。
最年少と最年長では18歳もの年齢差があり。ある程度まで年を取るとあまり変わらない?
●どうでもいい話・・・
「マイアミ・ガイズ 俺たちはギャングだ」を観た時から、本作を観なおそうと思っておりました。調べてみると、やはり本作と同時上映だった地域もあったようです。
どちらも往年のスターが活躍し、観客層が被るからだと思うのですが、2本続けて観るのはちょっとしんどそうだなあと思うばかり。