原題・「The Producers」・2005年・アメリカ
監督・スーザン・ストローマン
●あらすじ
元売れっ子プロデューサーのマックスが企画するミュージカルはコケてばかり。ある日、会計士のレオは舞台を失敗させることで大儲けする方法を思いつく。
かくして二人は、ブロードウェイで最高に儲かるチャンスを得るため「最低の脚本」「最低の演出家」「最低の役者」を探しはじめる。ところがショーはなぜか大ヒットしてしまい・・・
●感想・・・観たのは初めて
トニー賞を史上最多12部門受賞したブロードウェイ・ミュージカルを映画化。ミュージカルの原作は1968年の「プロデューサーズ」
ミュージカル版の監督・スーザン・ストローマン、主演のネイサン・レイン、マシュー・ブロデリックは、そのまま映画版にも登場。
映画版オリジナル・キャストとしてユマ・サーマンとウィル・フェレルが参加。
劇中劇の「春の日のヒトラー」 このネタを笑いに昇華しているのが凄いです。
ミュージカル映画は、ほととんど観た事がなく、観たのは「ウエスト・サイド物語」と「シカゴ」ぐらい。観たら面白いのは判っているのですが縁がない分野。
本作もウィル・フェレルが出演してなければ、観ていなかった可能性大でした。
ナチネタは大丈夫なのか?と思うくらいに危ないネタ。
おばあちゃんが踊るこのシーンは圧巻。
ゲイネタは面白すぎ。ヴィレッジ・ピープルがネタにされてるのか・・・
作中は人種民族ネタ、言語ネタ、ゲイネタ、老人ネタなど下品&不謹慎なネタがたっぷりなのですが、歌い踊りながら言われると不思議と気にならずで、笑いのツボにハマりました。
真面目な人やブラックジョークが嫌いな人には、ちょっと厳しいかも。
●出演陣
ミュージカル版のキャストが映画版にも登場しております。
マックス役ネイサン・レイン&レオ役マシュー・ブロデリック
ウーラ役ユマ・サーマン 映画版オリジナル・キャスト
長身なので画面映えしております。歌と踊りはそれなりかな。
フランツ役ウィル・フェレル 映画版オリジナル・キャスト
イカれたナチ党員な役どころですが、馬鹿馬鹿しくて面白すぎ。
ウィルは意外に歌が上手く、本作以外でも美声を披露している映画が多いです。
ゲイの二人が面白すぎで、本作で一番面白かったのはゲイネタでした。