原題・「Ted」・2012年・アメリカ
監督・セス・マクファーレン
●あらすじ
ジョン・ベネットは、両親からテディベアのぬいぐるみをプレゼントされテッドと名づけて片時も離さずにいた。奇跡が起きテッドに命が宿り、「僕をハグして! 」と、しゃべりかけてきたのだ。こうして、ジョンとテッドは、いつまでも仲良く一緒に暮らしたのだった・・・
それから27年の歳月が流れ、ジョンとテッドは今も一緒にいた。35歳になったジョンはうだつの上がらない日々を送っている。
テッドは見た目は昔のままだが、中身はまったく可愛くないキャラに変貌し、口から出るのは愚痴と皮肉と毒舌ばかり。一日中、居間のソファに座ってマリファナを吸っている・・・
●感想・・・観たのは初めて
面白そうとは思っておりましたが、観たら超面白いでハマりました。
お馬鹿&下ネタ&ブラックジョーク&パロディと笑いのネタが満載のコメディ。
このシーンでは下ネタを連発・・・愛くるしいぬいぐるみの下ネタは強烈・・・
見た目は可愛いテッドですが、中身はオッサンそのもので、毒舌吐きまくりのエロ親父・・・
ぬいぐるみが動くファンタジー映画はたくさんあるけど、本作は中身がオッサンなのがキモ。見た目のギャップが大きく笑いのツボにハマります。
テッドはCGで、リアルな質感と動きが凄いです。テッドの声は監督のセス・マクファーレン。
映像特典に撮影風景が収録されているのですが、テッドがいると仮定しての演技は大変だったんだろうなあと思うばかり。
このシーンでの雷兄弟の歌が最高に笑えました。ただし子供には聞かせれませんが・・・
↓の予告編の44秒ぐらいの所で観れます♪
●映画ネタ&80年代ネタ
作中では数多くの映画ネタが登場します。映画内容のネタもですが、壁に貼られたポスター、携帯の着信音なども含め判ると面白いネタがたっぷり詰まっております。
ジョンとテッドが崇拝している映画が「フラッシュ・ゴードン」。本作には主演のサム・J・ジョーンズ本人が登場しております。
名前は知れど観た事のない映画で、これを機に観てみたい映画になりました。
「愛と青春の旅だち」、「サタディ・ナイト・フィーヴァー」、「エイリアン2」、「スターウォーズ」、「インディ・ジョーンズ」が元ネタが判る物がある反面、まったく判らなかったのがTVドラマ「チアーズ」。
映画タイトルや人名に至っては数えきれないくらい登場しております。
音楽関連&80年代ネタでは、べリンダ・カーライル、ティファニー、その他にはピンク・フロイドネタなんかもありました。
携帯の着信音が、「ナイトライダー」、「ダース・ベイダーのテーマ」だったりとネタに事欠かず。
●出演陣
ロリー・コリンズ役ミラ・クニス ジョンの恋人役。エキゾチックな雰囲気が良いです。
ノーラ・ジョーンズ、本人役で登場
この時にジョンが歌うのは超ドヘタな007の「All Time High」。
トム・スケリット、本人役で登場(左)。一番覚えているのはトップガンの教官役。