原題・「Here Comes the Boom」・2012年・アメリカ
監督・フランク・コラチ
●あらすじ
生物を教える高校教師スコットは、ある日、学校の経営難から校内の音楽活動の廃止と顧問を務めるマーティーの解雇を知らされる。怒りに燃えるスコットは、この危機を救うため一念発起!
資金を集めるために、昔レスリングで慣らした経験を活かし総合格闘技に出場することを決意。
42歳のズングリ体型の教師が総合格闘技の最高峰UFC参戦!
●感想・・・観たのは初めて
総合格闘技の頂点UFCに挑戦する中年教師によるスポーツコメディ。
(自分にはまったく判りませんでしたが)本物のUFCファイターが登場している作品(Wiki参照)。
スポーツコメディとして良く出来ており、笑いと真剣な格闘シーンのバランスが秀逸。前半はコメディタッチで後半はシリアス路線で描かれます。ラブコメの要素はオマケ程度。
若い、ハンサム、筋肉隆々だとコメディとして厳しく、メタボすぎ、動きが悪い、表情が緩すぎだとシリアスな格闘が厳しく中年で丸っこいケヴィン・ジェームスはバランスのとれたハマり役。
終盤のUFCでの試合前~試合~エンディングが良く、コメディだけど勇気と感動の佳作。残念ながら日本劇場未公開作品だったようで、なんとも勿体無し・・・
●出演者
ケヴィン・ジェームスについては何回か触れたので、それ以外の出演陣。
マーティ・ストレブ役ヘンリー・ウィンクラー
ベラ・フローレス役サルマ・ハエック。アメリカでも保険の先生は美人女医のポジション?
ニコ役バス・ルッテン
見た事ある人だなあで、調べてみると日本でも試合をしていた人でした。たぶん格闘家として凄い人なんだろうけど、芸達者で役者として違和感なしでした。
マリア・デ・ラ・クルス役シャリース
YouTubeから人気を得た歌手。世界一才能のある少女の異名を持つ歌手。名前だけ知っておりましたが、映画内で観て全く気がつかずでした。作中では音楽に絡むシーンがあり。
エリック・ヴォス役ゲイリー・ヴァレンタイン。ケヴィン・ジェームスの実兄で兄弟共演。