原題・「Borat」・2006年・アメリカ
監督・ラリー・チャールズ
出演・サシャ・バロン・コーエン
●あらすじ
アメリカ文化をリポートする番組制作のため、カザフスタンよりアメリカ・ニューヨークへやってきた突撃レポーター・ボラット。
ホテルでTVドラマ・ベイウォッチの再放送で目にしたアメリカの聖女パメラ・アンダーソンに一目惚れし、パメラを妻にしようと、いざ彼女の住むLAへと旅するボラット。
文化慣習の違いによる珍道中の果てに、ボラットはパメラに出会うことができるのだろうか?
●感想・・・観たのは初めて
観たら毒気にあてられ、まさに唖然というか茫然自失状態に・・・
以前観た同じくサシャ主演の「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」も、お下劣、低俗、不謹慎な映画でしたが、それがマシだと思えるくらい本作の方が卑猥かつ不謹慎・・・・
映画そのものはモキュメンタリーで、ロードムービーを打ち合わせなし&承諾なしで描いた作品。
日本風に言えばドッキリカメラ&電波少年的映画。ただし最後のプラカードなんてなく、撮り逃げ状態で、撮影中に何回も逮捕されたそうです。
故郷はカザフスタンではなくルーマニアで撮影・・・内容の酷さにルーマニアから訴えられる・・・
ユダヤ人追い祭り・・・宗教ネタ多し。
骨董品店で・・・このシーンだけはフィクションだそうです。
アメリカでこれをやるのは命懸けで、反米的なシーンでは撃ち殺されてもおかしくない状況に。
映像でも緊張感が伝わってくるシーンが多いです。
↑の事はまったく知らずで、観ていた時にアレ?これってヤラセではなくマジ?で、コレって大丈夫なのか?と思うばかりでした。そのあたりが面白さに繋がるのですが凄すぎ。
観た後に調べてみたら、案の定訴訟の嵐・・・騙された人は当然怒るわなあコレ。
本作で久々に名前を聞いたパメラ・アンダーソン。中年男性だと名前を覚えている人は多いのでは?ベイウオッチは日本でも放映されていたそうです。