原題・「Deliverance」・1972年・アメリカ
監督・ジョン・ブアマン
●あらすじ
ジョージア州北部の山奥の地。ダム建設のため水没してしまう自然豊かなカフラワシー川をカヌーで下ろうとするルイス、エド、ボビー、ドリューの4人組。
楽しい川下りが続くかに思えたが、途中で出会った2人の山男にエドとボビーが拉致され、助けに駆けつけたルイスがやむを得ず山男の1人を殺してしまい事態は一変する。
カヌーで逃げる4人。だが、姿を隠したもう1人の山男の復讐の銃弾が容赦なく彼らを襲う!
●感想・・・観たのは5回目ぐらい
吹き替えでよく観た映画。最後に観たのは90年代後半だったので、約20年ぶりに観ました。
この映画深夜枠で放映されて見ているのですが、今回もまた深夜独りでの鑑賞でした。
この映画を観て毎度思うのは不気味さと後味の悪さ。それでいて何回も観てしまう面白さ&発見もある映画だったりします。
細やかな心理描写を名優が演じる贅沢な作品でもあります。
前半はルイス(バート・レイノルズ)が、後半はエド(ジョン・ヴォイド)と主人公が切り替わります。
1972年は名作映画が多かったこともあり、アカデミー賞ノミネートするも無冠。
当時の事は判りませんが、今だとちょっとカルト的な人気がある作品じゃないかと思います。
様々なソフトでリリースされておりますが、購入して観るのであればたっぷりと映像特典が収録されているBD版がおススメ。
勿論映像と音も良くなっており、70年代初期の映画とは思えない綺麗な映像が楽しめます。
特に公開40周年を記念して、メインキャスト4人による追想が良く、ファンにおススメです。
それにしても皆さん未だに現役なのが凄すぎです。