原題・「The Secret Life of Walter Mitty」・2013年・アメリカ
監督・ベン・スティラー
出演・ベン・スティラー
●あらすじ
地下鉄に乗って雑誌「LIFE」の写真管理部に通勤しているウォルターは、何ひとつ変わりばえのない日々を繰り返している。彼の唯一の趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ること。
ある日、ライフ誌最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気づいた彼は、一大決心をしてカメラマンを探す旅に出発する。
そのありえないほど波瀾万丈の冒険の道のりは、彼の人生を一変させていくのだった・・・
●感想・・・観たのは初めて
「虹を掴む男」（1947年）のリメイク映画。
トラベル＆（ちょっとコメディありの）ヒューマンドラマ作品。
劇中の美しい景色と観た後の爽快感が良く個人的にはベン・スティラー監督＆主演作品の中で一番の出来だと思います。
ベン・スティラーは本当に映画が好きなんだなあと思うばかりで、映画への愛を感じる作品。
序盤はパッとせず目に輝きのない主人公と、旅を続け目の輝きを取り戻し、精悍な姿へ変貌する主人公を、ベン・スティラーが好演しております。
付け加えると所々で入る妄想の役も演じており、ベン・スティラー大活躍の作品。
美しい自然も見どころの一つ。
ロケは大変だったろうなあで、僻地、秘境へと旅が続けられます。
この映画のメインの視聴層はかなり年齢層高めだろうなあで、若い人にはイマイチ＆受け入れずらいというか、共感しにくい映画なのかも。
劇中のトム少佐の件などはある程度の年齢層でないと知らない＆理解できないかも。
劇中ではDavid Bowie feat. Kristen WiigのVerが使われております。
この映画は低評価も多いのですが、それは映画内容ではなく、ベン・スティラーの日本語吹き替えが岡村隆史だから・・・まあ確かに酷いので吹き替え派の人には許容できない事なのかもですが、これで映画そのものが低評価になるのもおかしな話ですが・・・
時間をおいてまた観たい映画で、観るたびに色々考え励まさられる映画。
●出演陣
ベン・スティラー以外の出演者
シェリル・メルホフ役・クリスティン・ウィッグ
コメディ映画でちょくちょく観た事のあったのですが、メインで登場した作品を観たのは初めて。
ショーン・オコンネル役・ショーン・ペン。居場所不明のカメラマン。
母親役・シャーリー・マクレーン、妹役・キャスリン・ハーン。