原題・「Henry Poole Is Here」・2008年・アメリカ
監督・マーク・ペリントン
出演・ルーク・ウィルソン
●あらすじ
人生に幻滅し、生きる気力を失ったヘンリーは、幼少時代を過ごした住宅街へ引っ越して来るが、隣人がヘンリーの家の壁のシミに神様が浮き出ていると言い出したことから、ヘンテコな人々が続々と押し寄せて来る・・・
堅物男のヘンリーもミラクルと幸せを手に入れることができるのか?
堅物男のヘンリーもミラクルと幸せを手に入れることができるのか?
●感想・・・観たのは初めて
信仰、奇跡などキリスト教を題材とした映画で、日本劇場未公開作品。
本作なぜかコメディに分類されておりますが、コメディの要素はなく重いドラマが展開されます。
壁のシミが神様(イエス)に見え、その壁に触れたら病気が治った・・・この辺は日本人だとなかなか理解しにくいのですが、本作はまさにこの奇跡を題材とした映画。
動きの少ない作品で、自宅(壁)&両隣を舞台にお話が進んで行きます。
物語と結末に関しては、ちょっと微妙な所もありますが、ヒューマンドラマが好きな人は意外にハマるかも?
隣人のエスペランザ役アドリアナ・バラーサ。
自暴自棄になりながらも、隣人との触れあいにより、少しずつ心を開く主人公役を好演。まさに怒りと悲しみの演技が良いです。
ラブストーリー、コメディの印象が強いルークですが、こういうシリアスな役柄もソツなくこなすのは流石だなあと思うばかり。