原題・「Proof」・2005年・アメリカ
監督・ジョン・マッデン
●あらすじ
才能を持ちながら、天才数学者の父の看病のため、能力を隠して生きてきたキャサリン。
ありのままの彼女を見つめる男性と心をつなぎ始めることで、キャサリンは自分に対する不安と家族との屈折した愛情を乗り越え、自分自身の人生を一歩ずつ切り開くようになっていく・・・
ありのままの彼女を見つめる男性と心をつなぎ始めることで、キャサリンは自分に対する不安と家族との屈折した愛情を乗り越え、自分自身の人生を一歩ずつ切り開くようになっていく・・・
●感想・・・観たのは初めて
邦題は同じタイトル名となっておりますが、メグ・ライアン×ラッセル・クロウ出演の映画とは全く関係はありません。
本作は舞台劇「Proof/証明」の映画化作品。
邦盤パッケージと出演陣からラブロマンス作品を連想させますが、本作は家族愛と現代の女性の抱える揺れる心情をとらえた作品。
重厚な人間ドラマを、名優が演じる好作品。
数式の証明が会話の中にも出てきており、理系の人向き?な作品かも。もっとも判らなくても物語についていけるので特に問題はナシ。
父の看病のために、才能と未来を失った主人公・キャサリン。
難しい役柄をグウィネス・パルトローが演じております。
父親役はアンソニー・ホプキンス。
この二人のやりとりが、作品のほととんどを占めております。
父親の教え子役は、ジェイク・ジレンホール。キャサリンの姉役は、ホープ・デイヴィス。
●ジョン・マッデン監督
出演陣もさることながら、監督が気になって観た映画でした。
同監督の代表作「恋におちたシェイクスピア」で名前を覚えた監督で、その後「コレリ大尉のマンドリン」を観て長らく観ておらずでした。
同監督の「マリー・ゴールド・ホテル」も気になっており、今年観る機会が多そうな監督。