原題・「The Man Who Wasn't There」・2001年・アメリカ
監督・コーエン兄弟
●あらすじ
1949年カリフォルニア。義兄が営む理髪店で毎日客の髪を刈り続ける寡黙な男エド・クレイン。
エドはドライクリーニングと出会い、クリーニング屋を始めるための資金稼ぎとして、妻の不倫相手を、恐喝することを思いつくが、事態は予想もしない方向へと転がり始めた・・・
●感想・・・観たのは2度目
今回はカラー版(後述)で視聴。コーエン兄弟お得意のクライム(ちょっとコメディ&SF)映画。
本作は印象はやたら煙草の煙が多い映画で、モノクロだと煙草の煙がいいアクセントになっていた記憶が残っております。
モノクロは好き嫌いではなく、慣れの問題なので、ぜひ最初はモノクロでの視聴をおススメします。
作中では無口なエドですが、心情を独白するシーンでは、これでもかと喋り続けます。
ビリー・ボブ・ソートンはハマり役だと思うばかりで、寡黙さと饒舌さを使い分けた演技が良いです。
●出演者
コーエン作品常連のフランシス・マクドーマンド、ジョン・ポリト、リチャード・ジェンキンスが出演。
今回一番気になったのは・・・スカーレット・ヨハンソン。この頃は17歳~18歳ぐらいの時だと思うのですが、モノクロで雰囲気が違う事もあって気がつかずでした。
●モノクロ版とカラー版
撮影はカラーで行われ、これをモノクロ化し上映。元となったカラー版は一部の国で特典としてDVDに収録されたそうです。邦盤は2枚組に、このカラー版DVDが特典として付属しております。
レンタルはモノクロ版とカラー版の2つがあるようですが、詳細解らず。
モノクロ版は観た事があり、このカラー版が、気になっておりました。
モノクロ版を観たのがかなり前なので比較はできませんが、コーエン兄弟ファンであれば見比べてみると面白いと思います。