原題・「The Big Lebowski」・1998年・アメリカ
監督・コーエン兄弟
出演・ジェフ・ブリッジス
●あらすじ
無職で気ままに暮らすジェフリー・リボウスキ（デュード）。家に突然、2人のチンピラがやって来る。
女房の借金を返せと怒鳴るチンピラに、全く身に覚えがなく呆然とするリボウスキ。その後彼は、同姓同名の大金持ちと間違えられたと気づくが・・・
●感想・・・観たのは初めて
この映画前半だけ観た、後半だけ観た、レンタルで借りたけど観ずに返したで、今回ようやく最初から最後まで通して観ました。たぶん3回分くらいは観たんじゃないかと思います。
コーエン兄弟作品らしい、些細なきっかけから犯罪に巻き込まれた主人公が、怪しげな人々に翻弄されながらも、しぶとく生きる主人公が描かれます。
ジェフ・ブリッジ演じるデュードのダメっぷりというか、無精者っぷりが半端なく、作中ではホワイトルシアンを飲みまくり、マリファナを吸い、ボーリングをする・・・
物語の合間にボーリング場でのシーンが挟み込まれます。犯罪に巻き込まれニッチもサッチもいかなのにボーリング・・・このあたりの呑気さは独特。
またカコーンと快音と共に次の場面へと移り変わっていくのが、癖になるます。
モード・リボウスキ（ジュリアン・ムーア）
作中では夢のシーンがあるのですが、初めて見た時に何コレ？でした。動画があるのですが、ここだけ観ると何の映画がチンプンカンプンになるので注意。
コーエン兄弟と言えば、この映画という人が多いカルト的な人気がある作品。深夜に観る映画のチョイスとして、主に若者たちから支持を集めたそうです。
個人的にはコーエン兄弟作品の中でTOP5に入る作品だと思うばかりで、好きな作品。
●出演者
多彩な出演陣が魅力の一つで、意外な人も出演しております。
ボーリングチームの3人。
ジョン・グッドマンのイカレっぷりと、スティーヴ・ブシェミのぞんざいな扱いが対称的。スティーヴ・ブシュミは、いつもの役どころで劇中死・・・
本作ではちょこっとだけ出演のジョン・タトゥーロは、強烈すぎなボウラーを演じております。
秘書（フィリップ・シーモア・ホフマン）、ジェフリー・リボウスキ（デヴィッド・ハドルストン）。
コーエン兄弟作品常連のジョン・ポリトも出演。この3人は既に故人に・・・
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーや、エイミー・マンが出演しております。