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弘兼憲史/部長島耕作

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「弘兼憲史/部長島耕作

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・出版社 講談社・全13巻(B6版) 全7巻(文庫版) コンビニコミック有
・出版年 1995年~2002年
・入手度 普通
・ジャンル ドラマ 経済
・おすすめ度 ★★★ スーパーサラリーマン・島耕作。

島耕作は、初芝電産という巨大組織の中で、部長となっても自分の意志に忠実に、最前線で闘い続ける。M&A(企業乗っ取り)の危機にさらされた元・下請け会社での対策、ベトナムへの経済援助と投資と島耕作は不況の中でも、攻めの姿勢で恋に仕事に精力的だ!

課長島耕作」の続編で課長編終了後すぐにでの連載ではなく、3年間の空白を経て復活。課長編ではバブル景気であったが、部長編ではバブルがはじけて不況となった世の中が描かれます。
この作品のいいところの一つに時代と共に物語がリアルタイムで進む事で、後追いして読むとこの時代にはこんなことがあったなあというのを追体験でいます。

部長編はN&Aの対決、ベトナムへ、出向した会社でフランスワインを取扱い、再度出向しレコード会社を立て直すが博多に飛ばされるが最後は・・・

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ワインを扱うためにフランスを訪れボルドー巡りをしたりするのですが、このあたりは完全に著者の趣味なのだろうなあと思うけれども、ワイン好きな人には面白いのではないかと思います。

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レコード会社に出向し新人アーチストを発掘。このレコード会社編は今読むとこの頃考えられていた以上に激しく世の中が移り変わったなあと思うばかりで、配信もお店で配信する形が考えられていた時期でした。

終盤は左遷というか文字通り島流しで、博多に出向し、販売センターを立て直します。

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女性関係も絶好調。それにしても東京タワーを見ながらシャンパンって・・・

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そして最後は取締役に昇進して終了。

波乱万丈の部長編ですが、失敗や妨害を跳ね除けて突き進む島耕作の姿が描かれております。リストラ問題が色濃く描かれており、この頃の不況の凄さを想いだすばかりです。

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