「Fury」・2014年・アメリカ
監督・デヴィッド・エアー
出演者・ブラッド・ピット
●あらすじ
1945年4月、戦車・フューリーを駆るウォーダディーのチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマンが配置された。ノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。
進軍するフューリーの乗員たちは、ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていく。
進軍するフューリーの乗員たちは、ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていく。
●感想・・・観るのは初めて
第二次世界大戦物の映画。欧州戦線の陸上戦と限定しても、かなりの数の映画が存在しているのですが、本作のウリは本物(しかも稼働するのは世界で一台のみ)のティーガー戦車が登場していることで、映画ファンもですがミリタリーファンも注目の映画でした。
この作品序盤は戦争の悲惨さや残酷さが良く描かれているのですが、中盤のティーガー戦車との戦闘あたりからハリウッド映画的になり・・・盛りすぎだなあとおもうばかり。
最後のクライマックスは、映画としてはありなんだろうけど、現実的には・・・な部分が多く好き嫌いが別れるのではないかと思います。
●戦車アメリカの主力戦車・シャーマン(フューリー)は戦勝国の戦車であり大量生産(正確な生産数は判らずですが5万両以上生産)されたので現在でも数多く残存しているようです。
対するドイツのティーガー戦車は元々数が少ない(1300両強)上に敗戦国の為残存数が少なくよくもまあ現存していてなあと思うばかり。
この頃の連合君側の戦記や手記を読むと、アメリカ軍の戦車よりも明らかに高性能で、化け物のように強いティーガー戦車は戦場の兵士には恐怖の的だったようです。
映画にはそんな雰囲気も出ております。そしてCGではなく本物の鋼鉄の塊の質感が良いです。
●キャスト
作中ではボロボロ&ドロドロですが、普段の姿はイケメン揃い?
ローガン・ラーマン(左から2番目)は子役時代の出演作「パトリオット」、「ハート・オブ・ウーマン」、「サンキュー、ボーイズ」を観ており、そのうち見直してみたいと思います。