「Burn After Reading」・2008年・アメリカ
監督・コーエン兄弟
●あらすじ
一枚のディスクが発端となり、幼稚な企みが不運の連鎖を呼び、やがて事態は誰の手にも負えぬまま様々な人々を巻き込み、予想だにできない衝撃の結末へと転がっていくー。前代未聞のクライム・コメディ。この結末、見破れるか?
●感想・・・観るのは初
シリアス&暴力な展開のないブラックコメディで、同監督の過去作品とは違い陽気でお馬鹿な展開を楽しめる作品。
煽り文句の最高のキャストが、最高におバカで、最高に痛快な罠を仕掛ける!はまさにその通りで、イメージとは違った役柄を演じ、これが意外に面白くハマりました。
ジョージ・クルーニー いけすかない色ボケ(不倫×2)で出会い系サイト依存
ジョン・マルコヴィッチ アル中
フランシス・マクドーマンド 美容整形マニア&出会い系サイト依存
ティルダ・スウィントン 神経質&ヒステリー&不倫
ブラット・ピット ipod大好きな筋肉バカ
この中で一番マトモかつ意外性がない役どころなのがジョン・マルコヴィッチかもで、本作では他の出演者の意外な役どころ&演技が見どころの一つ。
この病んだ5人が一枚のディスクが発端にそれぞれ絡み合い、事態をややこしていき最後は・・・
正直最後はそれがどうした?的な部分もあるのですが、ブラックかつシニカル笑いがツボ。
●コーエン兄弟
好きな監督で、一時期ハマっておりました。過去作はもっと暴力的な作品が多かったけど、本作のような陽気で能天気かつお馬鹿な作品もアリだなと思うばかり。