2000年・アメリカ
監督・スティーヴン・フリアーズ
●あらすじ
シカゴで小さな中古レコード・ショップを経営している、音楽オタク、30代、独身男のロブ・ゴードン(ジョン・キューザック)。突然、同棲中の恋人ローラ(イーベン・ヤイレ)が理由も告げずに出て行ってしまう。
「なぜ?」「もしかして、自分には恋愛相手として何か重大な欠点が?」。ふと思い出したのは、過去に自分が経験した辛い失恋トップ5。昔の彼女たちに「自分の何が問題だったか」を問いただし、ローラの本当の気持ちを理解しようとするが・・・
●感想
見るのは3度目。
独特の内容もあり見るときの精神状態で受け止め方が変わる映画かも。
一回目・比較的落ち着いた時に見たので、娯楽映画、特に音楽マニアの映画として楽しむ。
二回目・どん底まで行かずでしたが、まさに男やもめ真っ盛りの時に見て、共感(爆)
三回目・もはや枯れつくした状態・・・クリスマスに一人で見る罰ゲーム状態で見てました。
音楽オタクでレコードショップ経営の主人公が○○な音楽TOP5などと、会話の中に音楽のネタが散りばめられております。
ある程度の洋楽の知識がある人であれば、楽しめるネタが多いです。
音楽オタクで、恋愛オンチな主人公が失恋を機に、辛い失恋トップ5をランキング化・・・
昔の彼女たちに「自分の何が問題だったか」を問い(これって凄い迷惑だと思うけど)、自分の過去と向き合う事で自らを再生し、現状と向き合っていく姿が面白おかしく描かれます。
●ジョン・キューザック
本作ではやたらと自分の想いを込めたテープを作って送る見事なオタク役を好演。
レコードの収納方式は想い出順なのはオタクならでは・・・
数少ない好きな俳優で、昔登場作品を見まくっておりました。
現在手元にない作品も多いのですが、たぶんまた登場作品を紹介すると思います。
●ジャック・ブラック
この映画でブレイクのきっかけをつかんで、次の「愛しのローズマリー」でブレイクするのですが、まさにこの順番で見ておりました。
本作では口の減らない気の強いオタクを演じており、ハマり役すぎ。