「江川達也/桶狭間合戦の真実~織田信長物語~」
・出版社 リイド社・全1巻(A5版)
・出版年 2011年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代
・おすすめ度 ★★ 桶狭間合戦の真実。
桶狭間合戦から少し前の尾張。駿河の今川義元が大群を率いて尾張を奪りに来る!うつけ者といわれていた信長に秘策はあるのか?
江川達也の癖のあるキャラクターが気になりますが、これはこれで味があってよいと思います。桶狭間合戦に特化した作品で、地図が多数挿入されており判りやすい作品。
織田信長と又助(太田牛一)
桶狭間の合戦は奇襲戦ではなく追撃戦であったとし、それが描かれております。
桶狭間以前の事柄も丁寧に描かれており、なぜ桶狭間で戦うことになったのか?が判りやすく描かれております。
後世に広く伝わっている桶狭間が奇襲戦ではなったというのが正しいのかそうでないのかは判らないですが、一つの説として読む分には問題ない内容だと思います。
個人的にはこれだけの兵力差があってまともにぶち当たったとは思いにくいのと、信長公記そのものの信憑性に疑問があるので一つの説をまとめた漫画として読みました。