「鷹沢圭・武論尊/マッド・ドッグ」
・出版社 集英社・全1巻(新書版)
・出版年 1983年
・掲載誌 週刊少年ジャンプ
・入手度 普通
・ジャンル アクション ミリタリー
・おすすめ度 ★★ 傭兵物。
危険な任務を請け負う傭兵・渡瀬剛。片腕少佐の暗殺依頼を受けた渡瀬は難攻不落の城に住む片腕少佐を暗殺するためにある方法を思いつくが・・・
傭兵・渡瀬剛は片腕少佐の暗殺依頼を受ける。
難攻不落の城に住む片腕少佐の狙撃による暗殺は不可能・・・
城の近くを走る列車を利用する事を思いついた渡瀬。
列車から有線誘導のモスキート対戦車ミサイルで狙撃するが・・・
原作の武論尊のカラーが強いのだろうと思うのですが、当時のジャンプのカラーとは違うハードタッチな異色作品でした。
フレデリック・フォーサイスの小説や映画の世界感に近く、この手の作品が好きな人におススメ。
後半は捕虜救出作戦が描かれ、これまたこの頃多かったベトナム戦争映画の影響の強い作品。
著者の鷹沢圭は後にひらまつつとむとペンネームを変え次作「飛ぶ教室」を発表するのですが、作風がまったく違っており、最近までその事実に気がつかずでした。
原作者・武論尊の次作は「北斗の拳」で、本作は北斗の拳の雰囲気にどことなく似ている作品。