「小山田いく/きまぐれ乗車券」
・出版社 小学館・全1巻(新書版) ブッキング・全1巻(A5版)
・出版年 1987年
・掲載誌 少年ビッグコミック
・入手度 普通~やや難
・ジャンル 駅弁 青春物語
・おすすめ度 ★★☆ ファン向け。
興生は高校二年生。アルバイトで長野へ取材に出かける途中、一つ年下の環と出会う・・・鉄道を舞台に様々な出会いを描く異色の恋愛青春コミック。
九城興生は兄が経営する九城出版社の仕事で長野市へ向かう事に。
偶然出会った江馬環と、一緒に長野に行くことになるが・・・道中様々な事が起る
描き込まれた電車や風景も良いのと、路線についての説明も豊富です。
ただし30年以上の時の流れにより、現在では廃線になった路線も多く、この話に出てくる横川~軽井沢間は既に廃線となっております・・・
旅する二人に芽生えたものは・・・小山田いくらしい青春物語が展開されます。
ちょっとポエムタッチなのが小山田いくらしく、他の鉄道漫画と違った魅力があります。
作中では様々な路線と懐かしの車両が登場します!
青春恋愛鉄道漫画かな?昔鉄道漫画を探していた時には、この作品引っかからずでした。
近年作ではないのと恋愛の要素が鉄道ファンにはウケが悪いのかは判りませんが、読むと意外に面白く、もう少し読みたいと思うばかりでした。
復刻版としてリリースされたブッキング版には「くすのき亭の日々」、「すぺしゃる料理人」、「約束」が収録されているようです。
ブッキング版は残念ながら現在未入手なので、入手したらまた取り上げたいと思います。