「土山しげる/極道めし」
・出版社 双葉社・全10巻
・出版年 2007年~2012年
・入手度 普通
・ジャンル グルメ ドラマ
・おすすめ度 ★★☆ おかずを賭けてエア飯バトル。
全国から極道たちが集まる浪花南刑務所。毎年、クリスマス・イブの夜に密やかに開かれる男たちの闘いがあった。刑務所では年に一度の楽しみとして、誰もが心待ちにしている。おせち料理を賭けての、めし自慢バトル。待望のおせち料理は誰の手に?
自分が過去に食べた美味しい飯自慢というのはよくありますが、刑務所内でおかずを賭けての飯話バトルという設定が良く、意外に面白おかしく読める作品。映画化されております。
勝負に勝つとみんなからおかずを一品貰えるエア飯バトル。
ルールは簡単で自分が過去に食べた美味しい飯をエピソード付で語ります。聴いている人が喉を鳴らしたら1点で、最高得点を争います。
数々の美味しい飯が出てくるのですが、B級グルメやグルメなウンチクも語られます。普通のご飯を美味しく見せる土山しげるのテクニックが冴えわたっており、読むと食べたくなる作品。
物語は、女子刑務所が舞台になり甘い物バトルになったり、刑務所内の話王探しがあったり、刑務所内での話王大喜利大会があったりするのですが、後半は前半のテンションが維持できずで、イマイチな展開になっております。