「鬼窪浩久・赤井邦彦/GP BOY」
・出版社 集英社・全2巻(新書版)
・出版年 1990年
・入手度 普通
・ジャンル F1/車
・おすすめ度 ★☆ F1好きには+☆、当時を知る人には更に+☆
マクラーレン傘下のF3チームに抜擢された日本人レーサー・飛鳥徹。モナコGPの前座レースであるF3でのレースの結果次第では夢であるF1に手が届くのだが・・・
飛鳥徹は名門・マクラーレン・ホンダのテストドライバー選考試験を受ける事となる。
セナのタイムを抜こうとする主人公・・・う~ん流石少年漫画な展開。
速すぎる徹に驚愕するゲルハルト・ベルガー・・・ベルガーの役どころが三枚目以下なのが・・・
紆余曲折あり、モナコF3に参戦する事に。
その成績次第ではF1ドライバーへの道が開ける事となり燃える徹。
初めてのモナコを攻略する徹
予選でポール・ポジションとり、本戦に挑む徹
鈴木亜久里、ケン・ティレルなどもチラッと登場します。
作中ではライバルの日本人・ドライバーも登場しお話を盛り上げるのですが、あれこれ詰め込みすぎな感もありなのが残念。
この頃はジャンプがマクラーレンのスポンサーだった事もあり実在の人物が実名登場。
ゆるい時代だったので当時の煙草メーカーのスポンサーロゴもばっちり描かれております。このあたりは今の時代では考えられない大らかさ。
リアルのF1ファンにはには少年漫画すぎてイマイチで、ジャンプの読者層にはF1って何?で当時深夜枠で放映されていたF1はお子様には合わないで、どっちつかずでな作品。
今の読者が読んでも事情が分からずで面白くなく、当時を知る人はかなりの年齢で漫画を読んでおらずで、古本屋の100円棚の常連的な作品となっております。
当時から考えると今のF1がTV放映もないマイナースポーツ以下になると思ってもみずでした。