「のだしげる・磯田健一郎/F-1伝説」
・出版社 ワニブックス・全2巻(たぶん未完・B6版) コンビニコミック有
・出版年 1992年
・入手度 やや難
・掲載誌 -
・ジャンル F1/車
・おすすめ度 ★★★ F1ファンのみにおススメ。
時にテクノロジー戦争としてとらえられるレースという世界の中で、サーキットに輝く栄光の天才ドライバーたちの事実に基づいたフィクション巨編!
取り上げられている主な人物はジル・ヴィルヌーヴ、高橋徹、ニキ・ラウダ、風戸裕、ヨッヘン・リント、エマーソン・フィッティバルデイ、フラク・ウイリアムズ、ロニー・ピーターソン、ジム・クラーク、ネルソン・ピケ、コリン・チャップマン
「挑戦-第一期ホンダ」 ホンダのF1挑戦における栄光と挫折が描かれます。
「ジル・ヴィルヌーヴ」 記憶に残るドライバー・ヴィルヌーヴが描かれます。
数多くのドライバーが登場。レース中の事故で死亡したドライバーが多く、この頃のF1がいかに死と隣り合わせだったのかが描かれます。
この漫画が発売された90年代前半はF1が熱かった時代で、漫画も数多く出ておりました。
今だとNGな事だらけで漫画化できないだろなと思う事が描けた作品。
本作では日本で一番F1が熱かった80年代終盤~90年代前半は描かれておらずで、60年代~80年代中盤くらいの出来事がオムニバス風に描かれております。
なかなか迫力のある絵で特に表紙がかっこよく、この絵が漫画内で見れます。今だと権利関係でNGだろうと思う物やタバコロゴもそのまま描かれております。
一番良かったお話は、1986年のオーストラリアGPのお話。N・マンセルのタイヤバーストが読んでいて懐かしかった・・・この時はまだTV放送しておらずで、後年レンタルビデオで1986年のレースを見てました・・・まさにドラマなレースでした。
B6版のカバーが格好良すぎなのですが、1巻がちょっと背ヤケしておりゲンナリ・・・
この作品あれば100円台で手に入りそうですが、探すと意外にないので、読んでみたい人は気長に探すしかないです。
コンビニ版には単行本未収録「THE LOTUS コリン・チャップマン」が収録されております。
たぶん↑以外にも未収録話があったような記憶があるのですが、現時点では判らず。