「加瀬あつし/ジゴロ次五郎」
・出版社 講談社・全22巻(新書版) コンビニコミック
・出版年 2002年~2007年
・掲載誌 週刊少年マガジン
・入手度 普通
・ジャンル 公道/車 ギャグ ヤンキー
・おすすめ度 ★★★ 伝説のラブマシーン・シルビア。
みにくいアヒルの子・次五郎が手にした翼は魂宿った伝説の妖車・S13。それは、ナンパ成功率100%の、人呼んでラブマシーンだった!
白い翼を持った運命の相棒・シルビアに乗って石川次五郎、いよいよ公道デビュー!
石川三兄弟次男の次五郎が解体屋で伝説の妖車・シルビア(S13)を手に入れ、成長していく姿が描かれるヤンキーギャグく車漫画。
序盤はデブビアなんて呼ばれてました。
序盤でエアロが変わるのですが、これは序盤で登場したエアロがメーカーからのクレームで使えなくなったからのようです。
ドリフト、峠、キャノンボールレースなど様々なステージを伝説の妖車・シルビアと共に駆け抜ける次五郎の成長と成り上がりが描かれます。
石川家長男・九州男
影の主人公というか後半終盤は出ずっぱりで、主人公状態に。それにともない作品が車漫画からヤンキー漫画に変わってしまいます。
色んな作品のオマージュが散りばめられております。
元ネタが判るのは結構いい歳の人だと思いますが、登場する車も旧車が多く年齢層高目の作品。
本作かなり下ネタギャグが多く垂れ流し状態。
このあたりは好き嫌いが別れそうですが、これはこれで面白いと思うのですが読み手を選びそう。
個人的に一番ツボだったネタがコレ。
このネタが判る人って40代以上だろうなあで、若いファンを置いてけぼりに・・・
作品カラー的には「楠みちはる/シャコタン☆ブギ」に近いと思うのですが、ヤンキー&ギャグ(というよりは下ネタ)の色が強く独特で癖のある車漫画。
この作品連載期間が長かったにも関わらず今もって取り上げられる事が少ない作品で、車漫画が好きな人からは無視される傾向が強い気がします。
この作品が連載されていた頃は様々な車漫画が連載されていた時期で、そんな中異色車漫画だったのが本作でした。