「河合単・久部緑朗/ラーメン発見伝」
・出版社 小学館・全26巻(B6版) コンビニコミック
・出版年 2000年~2009年
・入手度 普通
・ジャンル ラーメン/グルメ
・おすすめ度 ★★★★ ラーメン業界漫画。
昼間は商社のダメサラリーマン、夜は屋台のラーメン屋店主の二つの顔をもつ男・藤本浩平。
評判のラーメンを一口食べた彼は、まずいッ!!と大声で叫ぶ。店の主人に目を付けられるが、藤本は謝るどころか、自分ならもっと美味いラーメンを作ることができる、と豪語するが・・・
昼はダメサラリーマン、夜は屋台のラーメンを引くの二つの顔をもつ男・藤本浩平。
自分の味を見つける為に日夜修行にいそしむ藤本。
影の主人公(?)らあめん清流房の芹沢達也。
物事の本質をズバリとついた発言はラーメンに関わる事全て事柄をぶった切ります。
作中ではラーメンの歴史も取り上げられております。
ラーメンだけでなくラーメン業界に関しての問題提起もなされております。
作中ではラーメンクイズに出場したり、ラーメン・テーマパークを立ち上げたり、ラーメン対決があっありと盛り沢山な内容となっております。
正直あまりの情報量に驚くばかりですが、ラーメン好きな人に是非読んで欲しい作品。
ラーメン漫画は作る系か食べる系の作品に二分されるのですが、本作はどちらの要素も含みつつラーメンに関わる事やラーメン業界を鋭く斬り描く作品。
個人的にはラーメン漫画といえばこの作品で、恐らく暫くの間この作品を超えるラーメン漫画はないだろうなあと思っております。
もっともお手軽にグルメ漫画を楽しみたいと思う人には向かずで、内容もさることながら全26巻(+11巻)と物凄いボリュームで読み応えたっぷりの作品。
この作品なぜかそれほど話題にならずで、隠れた名作的な評価ですが、読むとお話の面白さとラーメンの深さにハマるのでラーメンが好きな人はチャレンジしてみるのはありだと思います。
「らーめん才遊記」へと続きます。