「柳沢きみお/青き炎」
・出版社 小学館・全6巻(B6版) 全3巻(コンビニコミック)
・出版年 1989年~2001年
・入手度 普通
・ジャンル ドラマ アウトロー
・おすすめ度 ★★ 衝撃のラスト・・・。
普段はクールで女性から大人気の主人公・海津龍一。彼は他人に対して冷たく接したが、金のためなら何でもする人間だった。そんな海津龍一が悪の世界を駆け抜ける!
主人公・海津龍一
女性からは人気があるが変わり者として知られた存在。
目的達成の為には手段を選ばずな非常な男。
金を得るために金持ちの娘に近づき惚れさせる。手切れ金をせしめる。
親子の縁を切り上京。
同棲する女性にも容赦せず暴力をふるい、自分の思うがままに生きる。
中盤あたりからはラクビー漫画に・・・この他にもディスコの黒服になったり、ヤクザに誘われたりと目まぐるしい展開が続きます。
タイトルの青き炎については終盤に語られます。
ラブコメ路線の翔んだカップルからいきなりハード路線に転換した作品。
今読むと思いつきで進むストーリ展開にだいぶ無理があり。またクールに決めている(つもり)主人公に魅力を感じずで単なる暴力的な我儘が描かれているだけな気もします。
大学生活やディスコの黒服などバブル期ってこうだったよななあなシーンが多く、この時期に青春時代を過ごした人にはそのあたりの記述が懐かしいかも。
打ち切りが決まってからの急展開~衝撃のラストは必見で正直開いた口がふさがらずで、読破した柳沢作品の中で間違いなくNo1の急展開からの(バッドな)ラストだと思います。