Quantcast
Channel: 日々良好
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5726

漫画雑記・プレミア本について考える。その①

$
0
0
(元となる文章はかなり前の物で長らく下書きというかメモ状態で眠っておりました)

ここの所未所持の漫画を購入すべく色々なサイトをチェックしているのですが、常につきまとうのがプレミアの壁。
今回は半分愚痴にになりそうですがプレミアについて思う事を書いていきたいと思います。

プレミアについては否定せず。ただ積極的に肯定もせずですが・・・
①希少価値で定価以上になるのは仕方ない。
②物はないけど需要があれば高くなるのは当たり前。
③探す手間(労力)を考えるとその分が(金銭変換されて)上乗せされても仕方ない。

プレミア本について考えるときに③の労力をどう考えるかで、他人が探す労力もですが自分で探す労力を考えるとプレミアも仕方ないと思うのですが、世の中に溢れる無料サービスのせいなのかこの部分は無い物として考える人も多いですが・・・

付け加えると自分のコレクションを処分する時には、やはり高く売れるところに売るので、プレミアは否定できずだったりします。
ただプレミアというか転売を否定したくなるのは楽して儲けようが行き過ぎており、近年では「こち亀」200巻の発売前からプレミア(当然物は手元にナシで)なんてのは馬鹿というよりは頭が悪すぎで転売その物の印象が悪くなったんじゃないかと思います。

そんなプレミア本とその周りについて書くのですが正直まとめきれるか微妙ですが、何年経ってもまとめきれそうもないので現時点でのまとめとして書いてみたいと思います。

●昔と今のプレミア本
自分の中で常々不思議なのが誰が買っているのだろうか?で買い手がゼロだったらいくら安くても売れずでプレミア価格はありえず。欲しいと思う人が分母で残存している漫画が分子(売りに出されれている漫画)なのですが、分母数も分子数当然ながら判らず。

判らずなのにどう値段をつけているのか?なのですが昔は結構適当で経験に基づくカンどころか気分次第ぐらいの勢いで、査定者次第なんてのは当たり前でした。
ただ、今と違いよっぽどの物以外は何倍ものプレミア価格がついた物がなかったし、高ねの物は嘲笑されるだけで放置されたまま本棚の上の方で蛍光灯に焼かれてダメになってました。

現在(00年代以降)はインターネットの普及により情報が得やすくなり更にオークションによる個人間(業者も)売買が行われるようになりました。
今まで足を使って探さなければ手に入れられなかった物がいながらにして買うことが出来る環境が整ったのがこの頃でした。

00年代と現在で大きく違うのは漫画が売れなくなった事で、新刊書店が減り、大手古本店も減りでこの流れは今も続いており特に地方だと既存の古本屋がブックオフに潰され、今度はそのブックオフが閉店し買うところがなくなった・・・というのが増えております。

漫画が売れなくなった原因について触れると長くなるので割愛しますが、近年作品の実売数は驚くほど少ないのですが、現時点では欲しいと思う人も少ないので単に高い状態ですが、年月が経つと数が少ないだけにプレミア化すると思います。

●見落としがちなこと労力=時間=金(とは思いたくないけど)
時間に関して本来は金銭変換不要で、交通費を使って丸一日古本屋めぐりをしても好きな事をしているのだから労力とは思わわないし無駄な時間とも思わない。
ただし欲しいけどお金よりも時間の方が大切という人も多く、(探す)時間を節約するために金銭で解決するためのコストがプレミア分という考えを持っている人もいます。

転売やプレミアを否定しないのはこの労力節約で双方にメリットがある事。自分の労力の節約もですが、他人(売り手)の労力のプラス分かなと思うのですが・・・ただこのさじ加減というかどこまで許せるかの基準が難しいですが。
プレミア価格だから世に出てくるという側面もあるのですが、一時のせどりブームに関してはなんだかなあでしたが最近地元では見かけずです。

その②へ続く。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 5726

Trending Articles