「柳沢きみお/SHOP自分」
・出版社 小学館・全1巻(B6版)
・出版年 1999年~2001年
・入手度 普通
・ジャンル ドラマ
・おすすめ度 ★★☆ 自分探し。
野々島直人(通称・チョク)は恋人に振られた次の日、会社が倒産してしまい、生活の全てを失った。自暴自棄になって飲み潰れた野々村はその翌日、SHOP自分という店の前で目を覚ます。
チョクは19歳の女の子ミーナをはじめ、多くの人との出会いを経験する。技能をもたないサラリーマンという仕事に疑問を持ち始めた野々島は、ある決心をする。
野々島直人はSHOP自分という店の前で目を覚ます。
SHOP自分は1階が店舗、2階が住居で月8万円の格安物件。
チョクは行き当たりばったりで古着屋を始める事に・・・
知り合いからいらない服を貰って開業・・・ほととんどフリマの世界。
売る商品がないので白いYシャツを染めて商品に・・・
こんな古着屋が成り立つ訳もなく毎度ピンチとなり商売替えを考えるのですが、そこまで描ききられる前に作品は終了・・・
出てくる女性すべてが気になる主人公・・・青年誌での柳沢作品によくある展開で薄っぺらい男女関係が展開されます。
柳沢きみお作品の中で人気がある作品(らしい)でいつか読んでみたいと思っていたのですが、初めて柳沢きみお作品を読む人には向いているかもで、柳沢作品に多い著者の独善性とアクの強さが控えめな作品。
もっとも悪い意味での著者らしさである女性蔑視、行き当たりばったりのストーリー展開、伏線を回収せずにほったらかしというか投げやりで終了は健在だったりしますが・・・