「大竹直子/阿修羅の契」
・出版社 小池書院・全1巻(A5版)
・出版年 2012年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史
・おすすめ度 ★★☆ 宇喜多直家 。
備前・美作を支配した大名・宇喜多直家。悪鬼羅刹、戦国の梟雄と畏れられた宇喜多直家の心の闇を丹念に描く意欲作。彼は如何にして毒殺魔となったのか?
宇喜多直家と忠義の小姓・清三郎との関係が描かれます。
衆道(BL)描写が多く読み手を選ぶ作品ですが、ベタベタなBL作品ではないのでちょっと許容範囲が広い人であればまず読めると思います。
宇喜多直家の若き頃が描かれます。
このあたりは後の直家がなぜ謀殺、毒殺魔となったかが描かれます。
戦国の三梟雄(残り二人は斎藤道三、松永久秀)の宇喜多直家が描かれる珍しい作品。息子は宇喜多秀家ですが本作には登場せず。
時系列準には収録されておらず著者の宇喜多直家作品をまとめて収録(+描き下ろし)した作品。
巻末には経略図や年表なども記載されており宇喜多直家について知りたい人におススメです。