「原哲夫・高橋克彦/阿弓流為Ⅱ世」
・出版社 小学館・全1巻(B6版)
・出版年 2000年
・入手度 普通
・ジャンル アクション SF
・おすすめ度 ★★ 原哲夫ファン向け。
考古学者・神上は、龍と呼ばれる剣を発見した。これは最高極秘機密に属する遺跡であり、神上はどこからともなく現れた謎の男たちに殺されてしまう。
その時、神上にそっくりの不思議な男が現れた。彼の名は阿弖流為。邪悪な破壊神から龍を守る守護神である阿弖流為は、1200年の時を経て、神上の姿を借り転生したのだ!
考古学者・神上は、龍と呼ばれる剣を発見するが謎の男たちに殺されてしまうが・・・
阿弖流為として転生し阿弖流為Ⅱ世となる。
龍の棺とは太古の地球に墜落した宇宙船だった・・・この宇宙船が動くとき地球は滅びる。地球を守るために戦う阿弖流為は太古から破壊神・坂上田村麻呂と争っていたが・・・
キラキラネームの主人公・阿弓流為って何て読むんだ?ですがアテルイと読むそうです。
今回はSFアクション漫画となっており著者の他作品とはちょっと毛色が違うのかな?と思ったのですが、そんな事はなくいつもの原哲夫作品ですが、ちょっとお話が弱いかも。
物語とはまったく関係のないのですがお話の後半にはこの頃の時事ネタや話題の人がそっくりな絵柄で登場します。
それがほんとそっくり(名前はちょっと変えられているけど)で笑えるレベルだったりするのですが、そこに目が行ってしまうのはやはりお話が弱いからだなあと思うばかりでした。
巻末に読み切り「輝石燃ゆる時」を収録。
この作品もSFアクション作品ですが、内容的には元アシスタントの巻来功士の世界な作品。