「次原隆二/F-1倶楽部」
・出版社 集英社・全1巻(新書版)
・出版年 1988年
・入手度 普通
・ジャンル 短編集 チューニング/車 スポーツ
・おすすめ度 ★★ 次原隆二短編集。
「F1倶楽部」、「東京P.A.C’S」、「風丸」、「よろしくメカドック番外編①」、「よろしくメカドック番外編②」を収録。
「F-1倶楽部」
幻のF-1レーサーだった父を持つ轟瞬也。
学校の存続を賭けてF1ドライバー中山悟と対決する・・・モデルは勿論中島悟で結構似てます。
メカ描写も良くこの時代だからこそ描けたF1カーが良いです。ロータスでなくなぜウイリアムズ?だと思ったのですが、そういえば当時ウイリアムズのテストドライバーだったからからかな?
内容的には少年漫画特有の熱血と気合でなんとかなりました的なお話なのですがまあ短編なのでこれはこれでありだと思います。
「東京P.A.C'S」
学園物なノリの自動車専門学校のお話。
あくまでも個人的な意見ですが、次原作品には女性が合わないというか登場すると妙にテンションが下がるような気がします。この作品はそのまさにな作品。
「風丸」
バスケット漫画・・・後の非車漫画路線への伏線的な作品。
「よろしくメカドック①&②」
本編の前日譚的なお話を2編収録。
相変わらずの文字の多さ&専門用語の嵐でお子様を置いてけぼりにしております。
お馴染みのメンバーが登場。
そういえばこの車がどうしてできたかとかは本編では描かれていなかったような記憶があり。
基本的にはファン向けですが、メカドッグが好きという人は必読。
ただこの2編はオリジナルの新書版以外の「よろしくメカドック」に収録されていたような記憶があるのですが、確認しきれずでした。
5編中4編が車絡みと著者らしい短編集です。