「高橋のぼる/知事ラン子」
・出版社 小学館・全4巻
・出版年 2004年~2005年
・入手度 普通
・ジャンル ドラマ 政治
・おすすめ度 ★★ 革新的ポリティカル・コミック。
工場誘致の経済効果で、めざせ県の赤字財政再建!だが蘭子たちの期待に反して、雁電気は小さな工場と研究所しか造ろうとせず、このままでは50億円払いゾン? 立ち入り検査で不正が発覚すれば、補助金の返還請求ができると聞き、自ら研究所に乗り込んだ蘭子だったが・・・
連載当時に読んでいたのですが途中からついていけなくなり、今回初めて最後まで読んだのですが、(当時のキャッチコピー)革新的ポリティカル・コミックにはやはりついていけずでした。
赤月蘭子・和賀県知事。夫が知事就任2か月で事故死したため弔い選挙で出馬し当選。
様々な問題が起こり、悪事を暴いていきます。
なぜかこんなコマがあったり。高橋のぼる作品だなあと思うコマ。
政治を描いた漫画がイマイチヒットしない理由は、現実的の政治が漫画よりも酷い事で、本作にも描かれている先送り体質、利権問題、補助金の搾取、公共ギャンブル問題などは漫画のネタにするとしらけるからじゃないかと思います。
作品自体はギャグテイスとでありながらも、政治に対する問題提起がされた作品なのですが、この作品が描かれた10年前とまったく変わらない現状がなんとも寂しい限りですが・・・