「森恒二/ホーリーランド」
・出版社 白泉社・全18巻(B6版) コンビニコミック
・出版年 2001年~2008年
・入手度 普通
・ジャンル アクション ドラマ
・おすすめ度 ★★★★ ヤンキー狩り。
学校にも家庭にも身の置き所がなく、自分の存在が確認できない高校生・神代ユウ。ボクシングのワン・ツーを覚えたユウは自分の居場所(ホーリーランド)を探して夜の街へ。
いつしか下北ヤンキー狩りボクサーと名付けられ夜の街の戦いに巻き込まれていく・・・
自分の居場所を夜の街に求め彷徨う神代ユウは不良達に度々絡まれ、その都度彼らを撃退していくうちに下北不良(ヤンキー)狩りボクサーとして名を知られるようになる。
路上のカリスマ・伊沢マサキと出会う神代ユウ。この二人の出会いがもたらすものは・・・
著者のケンカに対する独自の考えや技術が描かれます。
作中には空手、柔道、レスリング、ボクシング、総合格闘技、拳法が登場。
注釈があり知識が無くても判るようになっております。
異種格闘技戦を路上で繰り広げ強敵を撃破する神代ユウ。
終盤はドラッグキングから街を守る戦いが描かれます。
格闘アクション漫画として独特な作品で、連載当時夢中になって読んでおりました。
主人公の成長が描かれる作品ですが、どす黒い感情や遠慮のない暴力行為が描かれており、ちょっと読み手を選ぶ作品。
著者の独自の格闘理論というか注釈があるのがよく、このあたりは著者独自の表記方法によるコマになっており、これ以降の作品にも受け継がれております。