「太田基之/東京アサイラム」
・出版社 小学館・全1巻(B6版)
・出版年 2010年
・入手度 普通
・ジャンル ギャグ
・おすすめ度 ★★ 3畳一間の避難所。
定年退職した朝井は、やることもなくゴロゴロしたり散歩したりする日々。妻から煙たがられ、イライラが募った朝井は、ある日勢いで家出を決行。でもポケットに入っていたのは40円だけ。
あてもなく遠くの公園まで歩き、ベンチでため息をついていると、怪しい男が仕事と住む場所を紹介すると声をかけてきて仕事を斡旋されるが・・・
定年退職後ブラブラしている浅井は妻と喧嘩し家を飛び出すが所持金は40円・・・
公園で怪しい男から仕事を薦められつれていかれたのが・・・
三畳一間のボロアパートで仕事を始める浅井。
何もないところで考える浅井は・・・
この三畳一間のアパートを避難所だと思うようになる。
意外に面白かった作品でした(個人的評価はまた別物)。作中の主人公の境遇に近い人であれば、もっと色々と思う事があるかも?と思います。
家族やしがらみを捨ててどこかに行ってしまいたいけど、いきなりそれができない小市民な主人公が自分だけの避難所で色々考える姿が描かれます。
個性的なアパートの住人とのやりとりや、訳ありの主婦との出会いなども描かれます。