「岩村俊哉/機動戦士Vガンダム」
・出版社 講談社・全2巻(新書版) 全2巻(コンビニコミック)
・出版年 1993年~1994年
・入手度 やや難
・ジャンル Vガンダム コロコロ・ボンボン
・おすすめ度 ★★ 数少ないVガンダム漫画。
宇宙世紀0153年、地球侵攻を開始したザンスカール帝国の野望をうちくだくべく、少年ウッソ・エヴィンは最新にして最強のMS・Vガンダムにのりこんだ・・・
主人公・ウッソ・エヴィン
リガ・ミリティアに参加しVガンダムのパイロットとなり戦う。
MSの描写は良かったり悪かったりとちょっと安定感がなかったりしますが、Vガンダムの変形合体、分離などがよく描かれております。
物語後半からは新MS・V2ガンダムも登場。
遊びというかオリジナルな描写が多く↑は騎士Vガンダム・・・これは世代によって受け止め方が違うのだろうと思いますがアニメ至上主義の人には厳しかったかも。
ザンスカール帝国の部隊の兵士の名前が当時のF1ドライバーで、変に似ているのが馬鹿ウケ。
未読で長らく探していた作品でした。TV放映時に連載されておりこの作品の事は知ってはいたけど、流石にいい年こいてボンボンを買うのは厳しくスルー。
単行本化した時に買おうと思いつつも買い逃したり、注文がキャンセルになったりと色々ありましたが30ン年目にして読んだVガンダムは・・・
良くも悪くも少年漫画だなあと思うノリと原作とは違ったオリジナルストーリーが展開。正直TV放映時に読んでいたら厳しかっただろうなあと思う部分もあるのですが、時間が経って冷静に読むとコレはコレでありだと思うばかり。
カテジナが未登場だったり、ラストシーンが違ったりしますが、クロノクルとの決着とかはコミック版の方が判りやすくて良かったりします。
Vガンダムのコミック作品は不遇で、読み切りの外伝作品やギャグ漫画が幾つかありますが、Vガンダム本編を描いた作品は本作だけです。このあたりはZZガンダムのコミックと近い境遇。
ちょっとマニアックな作品ですが当時TVアニメを見ていた人も見てない人にもおススメです。