「及川コウ・青木雄二プロダクション/ナニワ銭道」
・出版社 徳間書店 全16巻 コンビニコミック有
・出版年 2010年~2013年
・入手度 容易
・ジャンル 金融 ドラマ
・おすすめ度 ★★☆ ナニワ金融とはまったくの別物。
マンガ家になるという淡い夢を抱く青年・青威雄一郎。そして過去への恨みで生きる男・小藪蛙次。ふたりの男が泣き笑いのナニワを舞台に堂々銭闘開始!ゼニの数ほどこの世にゃ喜びも悲しみもあるんやで!
なんともな作品で、副題が「もうひとつのナニワ金融道」、作画は及川コウだが、それ以上にデカデカと青木雄二プロダクションの文字が・・・誰がどう考えてもナニワ金融との関連性を思い浮かべてしまうのだが・・・お話はまったく繋がりはないです。
主人公の青威雄一郎と小藪蛙次
ナニワ金融道と違い金貸しではないので、詐欺、ギャンブル、インチキ宗教、などの銭のニオイがする事件に絡んでいきます。
ナニワ金融道とはお話の繋がりがない作品だった本作に無理矢理にナニワ金融道の名前を付けて欲しくなかったなあと思うばかり。
この作品の評価を色々と見ていたのですが、この作品が一番面白くないという評価が多く、結構ボロクソに書かれてましたが、まあ本家の「ナニワ金融道」と比べる事が間違いで、過剰な期待をしなければそこそこ読める作品だと思います。
ただ、冒頭にも書きましたが、副題のように本家のナニワ金融道を期待させてしまったのが問題だったんじゃないかと思います。
ナニワ金融道の同人誌の様な作品という批評が書かれていたのですが、ある面言いえて妙な評価じゃないかと思います。