「藤科遥市・すぎたとおる/島津義弘」
・出版社 ポプラ社・全1巻(A5版)
・出版年 2013年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 学習漫画
・おすすめ度 ★★☆ コミック版日本の歴史シリーズ。
南九州の守護大名・島津家に、四兄弟の次男として生まれた義弘は、兄や弟たちとともに、薩摩・大隅・日向の三州統一、さらには九州制覇をめざす。 鬼と呼ばれるほどの強さで戦国の世を戦い抜き、関ヶ原の合戦の敵中突破で有名な武将の物語。
島津家を描いた作品は少ないのですが、本作は義弘を主人公に戦国末期の世が描かれます。
義久、義弘、歳久、家久の島津四兄弟。序盤は三州(薩摩、大隅、日向)統一を目指します。
島津家の得意とする釣り野伏の説明もあります。
木崎原の戦いで三州統一を成し遂げる。
耳川の戦いで大友軍を撃破。
沖田畷の戦いで龍造寺隆信を討ち九州制覇を目指す。
秀吉が派遣した四国勢を戸次川の戦いで打ち破る。
体勢を立て直し二十万もの大軍で攻め島津を降伏させる。
九州統一まであと一歩から薩摩、大隅、日向の一部にまで領地を減らされる。
文禄の役でその強さから鬼島津と呼ばれ恐れられる。
関ヶ原の戦いでは東軍として参加予定が西軍として参加することとなる。
西軍が敗退後に家康の本陣を目指し敵陣を突破し国元へと帰還する義弘。
良くまとまっており、特に義弘が関わった事はもれなく描かれております。ただしページ数が短い事も有り各合戦などは手短に描かれていたり、たの兄弟の事に関してはあまり描かれず。
島津家を描いた作品は少なく、その中でもこの作品は判りやすくまとめられておりおススメです。