「西条真二/鬼の作左」
・出版社 メディアファクトリー・全2巻
・出版年 2010年~2011年
・入手度 普通
・ジャンル 日本史 歴史
・おすすめ度 ★☆ 本多重次(作左衛門)。
本多 重次(ほんだ しげつぐ)は、戦国時代の武将。徳川氏の家臣。本多重正の子。子は越前丸岡藩主・本多成重。通称は作左衛門(さくざえもん)。
家康家臣・鬼作左を描いた珍しい作品。戦国時代を描いた作品ですが合戦シーンどはあまりなく、作左の家康に対する忠義の心と生き様を描く人間ドラマが良い作品です。
家康と作左。 作左は隻眼、片足と指を戦いで失った歴戦の勇者で、頑固者。
家康家臣団 三河武士・精強で家康への忠誠心が強い。
織田信長 癖のある絵と人物描写があり、後半に登場する武田信玄と共にかなりエキセントリックな人物として描かれております。
このあたりは主人公である作左や家康との対比の為だと思うのですが、歴史漫画ファンにはちょっと厳しいかなあと思うところでもあります。
人物描写に癖があるのと、三方原の戦い以降が描かれていないのが残念。
今の時代だからこそ作左が主人公の漫画が、出たんだろうなあと思うくらいにマニアックな作品。徳川家康について知りたいと思う人ならば、この作品もおススメです。