地方都市というか田舎の小型店舗のブックオフはどこも似たり寄ったりだと思いますが、流石に都市部の大型店舗は状況が違うかもしれませんので参考程度にどうぞ。
中古CDを買いはじめてからもうすぐ30年になるのですが・・・中古にもCD不況の波が押し寄せているのか?と思うばかりでとにかく物がない。
この10年間で中古CDを取り扱うお店が激減したにも関わらず物がない。
売る方は競争相手がいない(地方だと中古CDを扱っているのがブックオフだけなんてのはザラ)のと、セールを連発するのである程度は売れております。
ですが売りに来ないと商品の補充が出来ないのが中古店なのは書くまでもないのですが、近年CDを売りに来る人っているのかな?と思うばかりで、とにかく棚が死んでます。
売りに行った人は判ると思うのですが昔からCDは(定価ベースで考えると特に)買いたたかれてました。新品3千円が買い取り時には100円なんていい方で、10円とか1円とかの買い取りも多く、二度と売りに行くまいと思った人はかなり多いのではないかと思います。
売れないから買取が安くなってしまうんですの常套句をよく聞きがますが、安く売りすぎていた時期があり、その値段で売るために買い取りが安かっただけだと思っております。
それゆえこの時期にブックオフで購入し転売するセドリが多く、ブックオフはセドリの為の問屋みたいな位置付けだった時期がかなり長かったと思います。
もちろん今でもセドリはいますが、CDのセドリは相当数が減ったんじゃないかと思います。少なくとも近年地元でCDのセドリに遭遇したことはないです。漫画やDVD、ゲームはたまに見ますが。
話が脱線しましたが、安すぎた買い取りにより物が入ってこなくなり、回転が悪くなり棚が死にそのまま時間だけが経過していくというのがよくある光景なんじゃないかと思います。
元々ブックオフに陳列されている量はさほど多くないのですが、近年は棚の空き具合もあり面陳(ジャケットを見せる形で陳列)しており、さらに商品数が少なくなっております。
また防犯用のプラスチックに入れている物が多ければそれだけ棚にあるCDの数は減ります。が、防犯を気にするぐらいの商品が多いほうのが買い手としてはありがたいです。
ディスプレイにこだわるのは構わないのですが、買い手側からするといかに欲しい物があるか一番大切で、その次が値段じゃないかと思います。
今回ちょっと意外だったのがあふれまくってCDすらなくなっており、邦楽だと谷村有美とかは108円でかなり揃えれた物が棚には2枚くらいしかないというのはいいのか悪いのか判りませんが、このあたりも売りに来る人がもういないということなんでしょうね。
近年だとaikoとかは売れているだけあり古い作品はわりと棚にあったのですが、今はほととんどナシ(都市部にはありそうですが)で、新作や近年作が数枚でダブっておいてある程度。
このあたりは現在もバリバリの現役アーチストなので新しいファンが買っていくのだと思いますが、誰も売りに来ないので数枚しかない・・・
洋楽は安い値段帯は減り、ノンリマスターの旧譜がリマスター化された再発盤より高い値段で置いてあるだけで、物凄く違和感のある値付けになってますね。
アマゾンとかで値引きされている新品の方が安いなんてのはザラですね。
地方の人はどこに売っているのだろうか?と思うばかりなのですが、このあたりのお話はいずれまたしたいと思います。