「やまざきまこと・岩村俊哉/西南戦争」
・出版社 ポプラ社・全1巻（A5版）
・出版年 2009年
・入手度 普通
・ジャンル 幕末・維新/歴史 学習漫画
・おすすめ度 ★★ コミック版日本の歴史シリーズ。
時代の流れに翻弄される士族たちが、自らの意地をかけて立ち上がる！ その中心に立たされた西郷隆盛の運命は？ 幕末の終わりを告げる戦いを描いた一大ロマン！
新政府には加わらず薩摩で藩政の改革に力を尽くしていた西郷隆盛。
勅命により新政府に参加。留守政府の首席参議となる。
明治六年の政変で参議を辞職。故郷鹿児島へ下野。
次世代の人材を育成すべく鹿児島で私学校を開校するが・・・
私学校の生徒が暴発。
新政府との対立は避けられなくなり西郷は反乱軍の中心人物として立つ事となる。
挙兵後の熊本城の攻防戦、田原坂の戦い、宮崎の戦いが描かれます。
敗走し薩摩へ戻った西郷は城山にて死亡。
西南戦争を描いた漫画は少なく、既存作品は明治維新を描いた作品か、西郷隆盛を描いた作品のどちらかなのですが、本作は西南戦争のみが描かれます。
ただし、西南戦争に至るまでの経緯や、西郷隆盛の前半生などはさわり程度しか描かれておらずなので、このあたりは他作品を参照してから読むとより判りやすいです。
岩村俊哉が学習漫画を描いていたとは知らずでしたが、考えてみれば少年漫画を描き続けていた著者は学習漫画とは相性はいいのかもしれません。