「柳沢きみお/マルチェロ」
・出版社 ぶんか社・全1巻(B6版)
・出版年 1996年
・入手度 普通
・ジャンル ドラマ ナンパ ギャグ
・おすすめ度 ★★ 大人のハートフルストーリー。
ナンパこそわが人生!最高の女と寝るのは自分に対するごホウビとナンパに励む荻野。ところが男と女の道は深く険しくて・・・
以前に紹介した「夜の紳士」と同じくナンパ物の作品。
主人公・荻野雄二郎。アラフォーの独身男。
女を口説き続ける一生を送るために独身・・・いい女は口説いて回る。
タイトルのマルチェロはイタリアの名優・マルチェロ・マストロヤンニから。それにしても女ったらしって褒め言葉と受け取るのは男性だけ?
ナンパに励む姿が描かれます。この頃の作品にはやたら女子高生が登場・・・コギャルとかこの頃の言葉だったかな。
ナンパ漫画なのでHなシーンも多いのですが、柳沢きみおの作品でエロスを感じる人はいるのだろうか?と思う。↑みたいに男の気持ちのみ描かれます。
最後の方はふと我に返り、自分が女に愛された事がない事に気がついて・・・
作中に「男と女の世界はくどかなければ始まらない」、「人生は一度きり」はまさにその通りで、それを臆面もなく誌面に描くのが柳沢きみおらしいなあと思うばかり。
男の身勝手な主観で描かれるナンパ物ですが、時代がバブル直後だったこともあり明るく軽薄なノリがナンパとあっており意外に面白く1冊で完結してる作品としておススメです。