「光原伸/光原伸短編集 サランドラの壺」
・出版社 集英社・全1巻(B6版)
・出版年 2014年
・入手度 普通
・ジャンル 短編集 ホラー SF
・おすすめ度 ★★ 光原伸短編集。
虐げられた少女の前に現れた、古の魔女が封じられた壺。復活し願いを叶えてくれるはずのその魔女は、少女が願わなかったばかりに暴走を始めた!表題作・サランドラの壺を含む稀代のストーリー・テラーが挑んだ珠玉の5編。
「サランドラの壺」、「非情の標的」、「絶対安全サーヴィス会社」、「マジック・セラー〜ラスト・コール〜」、「リボルバー・クイーン」を収録。
「サランドラの壺」 一番で気が良くアウターゾーンに似た作品(他の作品も似てますが・・)
「非情の標的」 サスペンスの要素が強い作品。設定的には短編向きで面白い作品。
「絶対安全サーヴィス会社」 携帯にまつわるお話。この作品もアウターゾーンっぽい作品。
「マジック・セラー〜ラスト・コール〜」 アウターゾーンの原形的な作品。
「リボルバー・クイーン」 デビュー作の読み切り作品。
「マジック・セラー〜ラスト・コール〜」と「リボルバー・クイーン」はアウターゾーンの単行本にも収録されております。
寡作な漫画家・光原伸ファン必読の作品で、アウターゾーンが好きな人にはどの作品も面白く読めると思います。
予想を裏切らない出来ではない(流石に初期は色々とアラが目立ちます)ですが、お話の傾向的には期待を裏切らないです。それゆえにアウターゾーンはあんまりという人には向かずな作品。