「大石知征・安童夕馬/東京エイティーズ」
・出版社 小学館・全11巻(B6版)
・出版年 2003年~2005年
・入手度 普通
・ジャンル ラブコメ 80S
・おすすめ度 ★★☆ 評価が別れる作品。
真壁純平19歳。生涯きっと、忘れられない女に出逢ってしまった! 純平と愛、裕司、力也、聖子の仲間五人はテニスサークルに入ることに。携帯もメールもなかったあの頃、僕たちの恋愛は不器用だけれど、ピュアだった・・・
80年代前半の大学を舞台の5人の男女の青春物語。
真壁純平と森下愛の関係を中心に描かれるラブストーリーなのですが・・・
すれ違いながらも求めあう二人が描かれるのですが・・・優柔不断どころか煮え切らない主人公に共感できずで、もどかしさを感じるばかり。
このあたりは読み手次第なんだと思うのですが、ドラマ風のシナリオが好きな人には合うかも。
作中は80年代前半が舞台でディスコがたびたび登場し、当時流れていた曲が紹介されます。
リアルタイムで過ごした人にはこの部分だけ読んでも面白いかも。自分はディスコミュージックは好きだけどディスコに行ったことがないのと、世代的に5年くらいズレがあり判らず。
時代背景が理解できる人は既に40代(どちらかというと後半)の人で、10代に色々あった人には楽しめるのかなあなんて思うばかりで、やはり読み手の経験によって面白さが変わってくるのではないかと思います。
80年代前半を舞台に描かれるピュア・ラブストリー物。連載時に読んでそれっきりになっていた作品を久々に読んだのですが個人的には評価しずらい作品です。