「花咲アキラ・和田竜/のぼうの城」
・出版社 小学館・全1巻
・出版年 2009年
・入手度 容易
・ジャンル 歴史 日本史
・おすすめ度 ★★☆ コミック版。
時は戦国時代末期。武蔵国・忍城は、湖と田に囲まれた田舎城だが、難攻不落の浮城としても知られていた。城主の従兄弟・成田長親は、自ら農民の仕事を手伝うなど平穏な日々を送っていたが、そこに秀吉の小田原攻めの急報が届く。
和田竜原作の小説を花咲アキラ（美味しんぼ）が作画した作品で、映画化もされたので見た方もいるのではないかと思います。
この作品妙に評価が別れる作品で、原作ファンにはウケが悪く、歴史漫画ファンには絵柄がウケ入れにくいのかな？と思います。このあたりは好みがはっきりと別れそうです。
難攻不落の浮城・忍城
城代・成田長親
石田三成率いる太閤軍対成田長親率いる忍城
合戦シーンもあるのですが、独自の絵なのでのほほんとした感がありますが、これはこれでありだと思います。原作を読むのが一番なのかもしれませんが、簡単に知りたいという人にはこのコミック版もありなんじゃないかと思います。
歴史漫画は劇画調でハード＆ストイックな作品がいいという人には向かない絵柄かも。良くも悪くも美味しんぼの印象が強すぎるなんだろうと思いますが、花咲アキラの作品は美味しんぼ以外には本作しか単行本化されていないので貴重だと思います。