「近藤和久/機動戦士ガンダム THE MSV」
・出版社 角川書店・全3巻(B6版)
・出版年 2012年~2013年
・入手度 普通
・ジャンル ファースト/ガンダム
・おすすめ度 ★★★ 1st世代におススメ。
ジオン・連邦両陣営の一年戦争に登場した汎用兵器「モビルスーツ」とその派生型が活躍するガンダムMSVの世界!
MSV(モビルスーツ・バリエーション)はファースト世代には特別な響きを持つ言葉で、当時MSVの情報を見てプラモデルを作り色々と想像や妄想した人は多いのではないかと思います。
MSVの世界を近藤和久がコミカライズしたのが本作で、MSだけでなく様々な兵器とそれに関わる人が描かれます。
ジオンの水陸両用MSV 局地戦向けのMSで敵基地への侵入を目的に開発。
ジオンのMSと言えばザクでザクの開発系譜が描かれます。
一番好きだったMSVはザクキャノンで、当時何回も作った懐かしい想い出があります。
黒い三連星のジェットストリームアタック。この単語を聴いただけで熱くなれました。
本作では旧ザクク、高機動ザクに乗りジェットストリームアタックを確立していく姿が描かれます。有名な人物が登場しない本作の中で唯一登場するのが黒い三連星。
連邦MSはフルアーマーガンダムが登場。ごついガンダムはノーマルのガンダムとはまた違った良さがあり当時大人気でした。
近藤作品ではおなじみのフレデリック・ブラウンが搭乗するケンプファー。
パーフェクトジオング 足は飾りで有名なジオングですが、足がある状態はやはりカッコイイ!
本作では腕だけでなく脚も分離しております。
久々に本作を読み返したのですが、近藤和久の絵とお話は地味だけどいいなあと思うばかりで、今のガンダム漫画とは違った趣があります。
昔から読んでいる人にはこのハードな絵は慣れていると思いますが、今のファンにはちょっとこの絵のタッチは厳しいかなと思います。
ファースト世代には文句なしにおススメの作品。